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あたしの王子、俺だけの姫
第1章 捕獲
「は?結婚するのが決まったお付き合いですか?どうして?あたし、浩太さんのこと、全く知りませんよ?」
目の前のテーブルに両手をついて、身を乗り出して、またも大きな声を出してしまった。
この話、父さんも知ってたな?
チラッと横目で父さんを見ると....苦笑いっぽい?
「俺が、君のこと一目惚れしたからだよ」
はうっ!
突然聞こえたイケメンボイスにまたもや胸がキュン!
自分に無いものには反応してしまう....
って言うか、あたしが好きなんだよね。この声。
この男ならではの低い声。
あたしの声も低い方なんだけど、違うじゃん?
無いもの強請(ねだ)りもあるけれど、この声質....
堪らんです!
もう少し聞きたい....この人の声........。