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あたしの王子、俺だけの姫
第1章 捕獲
「有希さん、俺のこの声、気に入ってくれたんでしょ?俺と一緒にいたら毎日この声が聞けるよ?」
ちょっと!なんと言う口説きですか?
そんな『声』だけで女の子がみんな恋に落ちると思わないでくださいよね!
....危ないじゃないですか。その声で攻めないでください。
「確かに、あたしは、あなたの声がイケメンボイスで、胸がキュン!としちゃうくらい好きですよ。えぇ、そこは認めます。大好きな声です。だからといって、結婚を前提としたお付き合いを....って、急です!無理があります!」
やめてよね。いくら父さんの勤める会社の社長の息子だとしてもこんな無理矢理なお付き合い....許されると思わないでよね。
って、お見合いがそもそもそういうの....だっけ?
「それもそうだね。では、今夜から俺と一緒に住んで、声以外の部分で俺の事を好きになってもらうよ。親父、例のマンションに有希さんと住んでいいか?」
フッと笑う社長の息子がカッコ良く見えたのは内緒だもんね!