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あたしの王子、俺だけの姫
第10章 妊娠
コータが満足したのは、日も暮れて月明かりがきれいに射し込むとき。
久しぶりの日本食は、ホテルの部屋でコータに食べさせてもらう羽目になった。
だって、ねえ....
手を動かすのすらやっとなんだもん。動きたくないけど、お腹が空くから仕方がない。
コータの体力、底抜けなの?
このままだとあたしの身体が保たないよね....
ジムに通ってみようかな....。
あたしにご飯を食べさせるコータはニコニコ笑顔。
ちょっとくらい申し訳ないって感じてほしいよ....
コップから上手く飲めなくてこぼれたお茶は顎から首筋まで垂れた。
嫌な予感がしたときにはもう遅くて....
タオルではなくてコータの舌が舐めとってくれた。
もちろん、それだけでは済まず....小さな胸の谷間にまで舌を這わせて....シーツで隠していた胸にしゃぶりついてから離れていく。
....コータに寂しい思いをさせるとそのあとの対応が大変だと身に染みた夏だった。