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あたしの王子、俺だけの姫
第10章 妊娠
「そう?気のせいなのかな?」
「そうです。気のせいです。コータと結婚してから幸せなのはかわりありません。毎日、幸せ」
木戸も仁美もここにいるメンバーはあたしが結婚してるのは知ってる。
一番驚いたのは木戸だった。
なんせ、昔から知ってるし....女の子らしくなかったあたしのことも。
「素敵な旦那さんだもんね~また今年の学祭も来てくれるかな?」
「祥平くんもカッコいいんだけど、有希のダーリンはまた違うよね~色気があるもん」
「どうせ俺はまだまだガキですよ」
「拗ねるな、木戸!」
楽しいランチタイム。天気も良いし、暖かい日差しが食堂を照らす。
お味噌汁を飲み終えてふとその日差しを視界に入れたら、見間違えることなどできない人が歩いている。