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あたしの王子、俺だけの姫
第12章 日常


「コータ....」


「....ん?」


「コータが大好きだから、慎ちゃんが産まれたんだよ?それに、あたし....まだ学生なんだけど?」


「....」


「学生で、コータの奥さんで....慎ちゃんのママ。コータのこと愛してないとこなせないの。コータが愛してくれないと頑張れないの」


「有希....」


繋がったままだけど、コータの頬を包んであたしと目線を合わせる。


「昼間は慎ちゃんのママだけど、仕事を頑張ってきたコータには、夜のあたしの時間をあげる。いっぱい抱き締めてあげる」


コータと触れるだけのキス。
あ、コータの目がウルッとしてる。


「だから、あたしにも....コータの時間をちょうだい?」


コータの目が見開かれて、口角が上がるとギュッと抱き締めてくれた。


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