この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あたしの王子、俺だけの姫
第13章 未来
慎が小学生になる頃。
家族は更に増え、有希の叫び声が飛び交っている。
慎は、落ち着いたインテリ男子になるのか?なんて思わせる男に成長中だ。
俺と慎がダイニングで朝食を取っていると廊下を走ってきた悪ガキが1匹。それが次男の智希(トモキ)。
元気があり余ってる....慎はいつも冷めた目で見つめてる。
智は温泉旅行で有希を抱いた日、あの時にやって来た。
「パパ、にーちゃん、おはよ!」
「おはよ....」
「あぁ、おはよう。智、早く食べないと遅刻するぞ?」
「はーい」
3人で食事をするのだが....洋間から叫び声が聞こえる。
「ンッ、ぎゃああああ―――――」