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あたしの王子、俺だけの姫
第14章 聖夜
長い時間会えなかった子供のようにコータの首に抱きついて、コータの存在感を自分の身体で確かめる。
去年、忙しくてコータを蔑ろにしていたし....こんな気持ちを味合わせていたのかも....
........反省。
暫しの沈黙を破ったのは、
「あ....バレンタインデーのチョコ?有希が準備してくれたのか?」
コータだった。
「うん。初めて作った....」
「じゃあ、俺....食べてもいい?」
「うん。いいよ」
あたしがコータから離れると、コータはソファーを跨いであたしのとなりに腰かけた。