この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あたしの王子、俺だけの姫
第2章 愛情
「もう!遅刻しちゃうって!コータはフレックスがあるからいいけど学生にはないのっ!ここで寝てたことは帰ってから詳しく聞くからね!」
なんとかコータの腕の中から抜け出した。
やればできるじゃん、あたし!
まさか、同居開始初日からこんな朝を迎えるとは思わなかったけどね。
油断ならぬ奴だよコータってば。
『よいしょっ』と急いでベッドを降りた。
その時、コータの企みが露になった。
あたしのパジャマのボタンが外されて、赤い痕がいくつも見えたんだもん。
「コーターぁー!!!」
「あ?気づいちゃったね。虫除け付けときましたので。」
あのっ!その堂々とした態度はなんなんですか!