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あたしの王子、俺だけの姫
第2章 愛情
「いやね。寝る前に抱き締めてたらつけたくなって....つけたらつけたで抱き締めるのをやめられなくてね.....そしたらまたつけたくなって....その繰り返し?」
「あてしの許可なくこんなもの付けんな!」
ベッド下に落ちていた、あたしの本当の抱き枕のウサギをコータに投げつけた。
部活の着替えの時、気を付けないと絶対にバレるな。
制服着てるときも気を付けなくちゃ。襟元のやつ見えちゃうよなぁ....
机の上に置いてあった手鏡で自分の首元を確認する。
コータのことを睨んでも、あたしが投げたウサギを抱き締めてニヤリと笑ってるし。
いまだにコータがあたしのベッドで寝ているから、あたしは着替えるため制服をもって洗面所へ駆け込んだ。