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あたしの王子、俺だけの姫
第2章 愛情
「はぁ~今日も一日頑張りましたぁ~!」
「さて、部活に行きますかね」
教科書、ノートをしまいながら一息つく。頭のなかはコータの事などすっ飛んでなくなっていた。
「有希は登志彦さんの声を聞いたら嫌なことも忘れて1日機嫌がいいよね~」
「あ、わたしもそう思う。切り替えのスイッチが入るんだよね?登志彦さん限定だけど」
すみれとあんずが二人で納得してる。
「に、しても。今日は久し振りに機嫌がねぇ?何かあったの?休みの間に」
「ん....あったと言えばあった。聞いてほしいけど部活あるし....」
煮えきらないあたしに、二人はアイコンタクト中。
話がまとまったのかな?
「よし、あたし達、有希の部活が終わるまで待ってる。帰りに寄り道しますか?」