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あたしの王子、俺だけの姫
第2章 愛情
学校帰りのいつもの店。
ポテトの美味しいファーストフード店が会場になりました。
「はい、みんな注文した品が届いたね?」
「「「はーい!」」」
「では、有希さんよ。先週までなかったその身体のアザは?説明してもらいましょうか?」
亜季が仕切りだしましたよ....
この台詞に驚いたのがすみれとあんずで。
「は?アザ?それは聞かねばなるまい!」
「今まで、男の話と言えば登志彦さんの事だけでしょ?彼氏を作るどころか、有希が彼氏役やってくれたりしてたのに....」
「ほら、覚悟して!」
みんなに詰め寄られて、あたしは週末の出来事をみんなに話した。
父さんの会社の社長の息子に気に入られて同居が始まったってね。
で、朝起きたら隣で寝ていてこんなアザついてましたと。
本当に、簡単に。
すると、
『金持ちはやることが大胆だ』とか
『玉の輿だね』とか
『イケメンボイスで良かったね』とか
言われた。
あのぅ........
それだけですか?