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あたしの王子、俺だけの姫
第1章 捕獲
「私は専務の秘書をさせていただいてる野島と申します」
「あ、そうだ。野島さんだ。父さんの秘書さん」
そう。
あたしの父は会社で役職のつく仕事をさせてもらっている。子供の頃、会った人とは違うよね?
けれど、野島さんとも何処かで会ってるよね....忘れててごめんなさい。
「では、ご案内しますので此方へ」
「...わかりました」
大きすぎるホテルになんて用がないからキョロキョロしちゃう。
上を向いてばかりいるから『おのぼりさん』って言うんだっけ?今のあたしの状態のこと...。