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あたしの王子、俺だけの姫
第3章 進展
そう言いながら、後ろからあたしを抱き締めてきた。
うわっ!
夏は薄着なんだから肌の感触がね、すごく伝わる。
触れてるところから、コータの男らしい体つきが伝わる。
「有希、おはよ。いつもありがとうな。」
突然耳元で囁かれた!
お礼言われた!
その声でこんな至近距離はヤバイです....ドキドキする!
「な、なんでお礼?あたし、なにもしてないじゃん」
「え?洗濯物、してくれてるじゃん。いつも俺の部屋に畳んで運んでくれてるでしょ?」
「べ、別にお礼言われるほどの事じゃ....此処に住んでるお礼も兼ねてるし」
「有希は受験生でしょ?毎日頑張ってるの知ってるんだよ?」
「え?」
必死でコータの腕を解こうとしていたあたしの手が止まった。