この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あたしの王子、俺だけの姫
第3章 進展
「うっわぁ~キレ~」
「どう?クラゲって可愛くて綺麗でしょ?」
コータが連れてきてくれたのは水族館。
来るのも小学生の遠足以来かも。
小さい頃とは違って、新しい発見もあるよね。
コータのチョイス、いいじゃん!
「ペンギンやイルカとか王道もいいけどコレもいいね。ありがとう」
コータにお礼を言おうと振り向いたとき、混み合っていたから誰かとぶつかってしまいバランスを崩した。
すぐにコータが引き寄せてくれたから良かったものの........
「有希、危ないからこっちおいで」
そのあと、大水槽やペンギン、イルカショーを見るときもずーっとコータはあたしの肩を抱き寄せたままだった。
たまに腰の辺りに手が沿わされたとき、手つきがイヤらしくて抓(つね)ってやったけどね。