この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
翻弄の果てに
第8章 新天地 新しい生活
半ば無理矢理に引っ張り出された舌の脇から、よだれが「ツー」と垂れ落ちた。
俺は、口元に垂れたよだれを、大袈裟に舐める。
『環、厭らしい表情だね、いいね。好きだよ、その顔。』
首から背中へ下りる手は、張り出した尻を撫で、おもむろにデコルテへと移動した。
その頃には、環の瞳はしっかりと俺を見つめていた。潤んだ瞳で‐‐‐
「もう、焦らさないで…」
そう訴えているようだ。
『手から血の気が引いてきたみたいだね。今、外してあげるからね!』
腕を下ろしても、また、手は拘束した。手首と手首はそれぞれに程よく結び、手首から手首のゆとりはたっぷりとる。
今からベッドに寝かせるから。躯の両脇に手が置けるように。
俺は、口元に垂れたよだれを、大袈裟に舐める。
『環、厭らしい表情だね、いいね。好きだよ、その顔。』
首から背中へ下りる手は、張り出した尻を撫で、おもむろにデコルテへと移動した。
その頃には、環の瞳はしっかりと俺を見つめていた。潤んだ瞳で‐‐‐
「もう、焦らさないで…」
そう訴えているようだ。
『手から血の気が引いてきたみたいだね。今、外してあげるからね!』
腕を下ろしても、また、手は拘束した。手首と手首はそれぞれに程よく結び、手首から手首のゆとりはたっぷりとる。
今からベッドに寝かせるから。躯の両脇に手が置けるように。