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翻弄の果てに
第2章 間違った選択
俺は、早く一人前になりたかった。最初から進学のつもりはなかったから、高校卒業後は、迷わず就職した。
今、トラックに乗っている。敢えて長距離を選んだ。金を貯めたかった。
そう、俺は諦めてはいない。諦めの悪い男というなら言えばいい。
いつまでも、あんな男に環を預けてはいられない。
環は俺の女だ!環の幸せは俺以外には作れない!
結婚式以来、俺は荒れた生活をやめた。就職に影響するような汚点を付けないために。
だが、仲間は誰も俺を責めなかったし、離れもしなかった。
奴らとは、よく遊んだ。遊び方が少し変わったが、それでも、気のおけない仲間と遊べるのは、この上なく楽しかった。
今、トラックに乗っている。敢えて長距離を選んだ。金を貯めたかった。
そう、俺は諦めてはいない。諦めの悪い男というなら言えばいい。
いつまでも、あんな男に環を預けてはいられない。
環は俺の女だ!環の幸せは俺以外には作れない!
結婚式以来、俺は荒れた生活をやめた。就職に影響するような汚点を付けないために。
だが、仲間は誰も俺を責めなかったし、離れもしなかった。
奴らとは、よく遊んだ。遊び方が少し変わったが、それでも、気のおけない仲間と遊べるのは、この上なく楽しかった。