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翻弄の果てに
第2章 間違った選択
『あんなの…あんなの姉さんじゃないっ!』
『嫌だ!やめてくれぇーっ!!』
誰に叫んだのではない、俺自身に叫んでいたんだ。
俺はこの何年も、何をしていたんだ!
姉さんがあんなに辱められて、その上、俺まで同じことをして姉さんを追い詰めるつもりだったのか!
しかし…
姉さんは、悦んでいた…よな?
そういう躯と心にされてしまったのか…
それとも
姉さんが望んだのか…
『いや!そんなはずはない!ない!絶対にない!』
『待っててくれ!急ぐから、急いで姉さんを救い出すから!』
『嫌だ!やめてくれぇーっ!!』
誰に叫んだのではない、俺自身に叫んでいたんだ。
俺はこの何年も、何をしていたんだ!
姉さんがあんなに辱められて、その上、俺まで同じことをして姉さんを追い詰めるつもりだったのか!
しかし…
姉さんは、悦んでいた…よな?
そういう躯と心にされてしまったのか…
それとも
姉さんが望んだのか…
『いや!そんなはずはない!ない!絶対にない!』
『待っててくれ!急ぐから、急いで姉さんを救い出すから!』