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翻弄の果てに
第2章 間違った選択
この時から、俺は、どう救い出せばいいのか、悩みに悩んだ。
まず、俺がすること……
家を出る準備と転職だ。
俺の職場も家も、家族は知っている。
すぐ見つかってしまう。
いや、その前に、姉さんと会わなければ!
時期も決めなければ…
姉さんにだって、準備期間は必要だ。
とにかく、早くしなければ!
思案がまとまらないまま、数日が過ぎた。
夜遅く、玄関ベルが鳴った。
『誰?』
俺は、玄関ドアの向こうに向かって言った。
『環が居るんだろ!開けろ!』
えっ?!姉さん、消えた??
『早く開けろ!!!』
「ドン!ドン!ドン!ドン!」
『開けるから、よせ!』
まず、俺がすること……
家を出る準備と転職だ。
俺の職場も家も、家族は知っている。
すぐ見つかってしまう。
いや、その前に、姉さんと会わなければ!
時期も決めなければ…
姉さんにだって、準備期間は必要だ。
とにかく、早くしなければ!
思案がまとまらないまま、数日が過ぎた。
夜遅く、玄関ベルが鳴った。
『誰?』
俺は、玄関ドアの向こうに向かって言った。
『環が居るんだろ!開けろ!』
えっ?!姉さん、消えた??
『早く開けろ!!!』
「ドン!ドン!ドン!ドン!」
『開けるから、よせ!』