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第13章 家族〜いのちの誕生〜

この胸騒ぎはなんだ！

しばらく、相当しばらく、この胸騒ぎから解放されることはなく、未来は、１歳、２歳と歳を重ねた。


『悠太さんのためにも、男の子だったら、少しは気持ちも楽だったかもしれないわね。』

なんとも、刺さるというか、ほんの少し、嫌味を込めた祥子の言葉に、動揺している俺を見透かされたようで面白くなかった。


｢俺達親が、ちゃんと未来に向き合っていれば大丈夫、きっと…｣

そう、決心してから、やっと胸騒ぎは成りを潜めていった。


『ここから程近い、自然がたっぷりある所がいいな。』

『そうね。ねぇ、牧場に行かない？未来がちょっとくらい転んでも平気でしょ？』


と、いうことで、ドライブを楽しみながら、とある牧場へと向かった。