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翻弄の果てに
第13章 家族〜いのちの誕生〜
『悠太さん……』

『ん?どうした?祥子』

『今夜……抱いて……』

『ん?やだ。』

『…そう…ごめんなさい…』

『嘘だよ。さあ、飯にしてくれ、腹ぺこだよ。(笑)』


そんな会話のあった夜、俺は、祥子を誘(いざな)う前から、焦らしを決め込んでいた。


どんなに恥ずかしかったことだろう。祥子は自ら一糸纏わぬ姿となり、俺のそれを口に含んできたのだ。

一生懸命しゃぶりつく祥子の頭を、俺は撫でながら『どうしたんだ、祥子(笑)今夜は凄いな(笑)』と、意地悪な言葉をかけた。

口から俺のそれを抜くと、俺に跨がり、『あなたが欲しいの』と言うと、潤んだ瞳で、俺の顔を見る。
そして、口づけ………

祥子の、決して上手いとは言えない愛撫を存分に満喫し、俺は祥子をクルリと返して上に乗った。




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