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翻弄の果てに
第14章 悪夢
『未来はもう、自分の意志で歩き出してるわ。』
『それで?』
『あの子には、あの子のプランがあってね…』
『そうか!じゃあ、未来のプランに乗ってみるか(笑)うん。それはいい!』
祥子は、勝手に勘違いした俺を否定することなく、俺は俺で、妄想が膨らみ、笑顔満面で仕事に出かけた。
出勤前の俺を気遣って、あれ以上言わなかった祥子のおもいやりは、その晩、仇となって俺の怒りをかうところとなってしまった。
全ては俺なのに………
『子供達だけで行くだと?!どういうことだ!』
『ママぁ……』
『悠太さん、未来達は、今、友達をいっぱい作る時なの。いっぱいお喋りをして、刺激を感じて、人との繋がりを覚える時なのよ。だから…』
『だから?!だから親は引っ込んでろと?刺激だ、繋がりだと?何かあったらどうするんだ!お前は未来が可愛くないのか?心配じゃないのか!!』
俺の怒りは治まらず、話を最後まで聞くことなく、部屋に篭った。
まるで、拗ねたガキだった。
『それで?』
『あの子には、あの子のプランがあってね…』
『そうか!じゃあ、未来のプランに乗ってみるか(笑)うん。それはいい!』
祥子は、勝手に勘違いした俺を否定することなく、俺は俺で、妄想が膨らみ、笑顔満面で仕事に出かけた。
出勤前の俺を気遣って、あれ以上言わなかった祥子のおもいやりは、その晩、仇となって俺の怒りをかうところとなってしまった。
全ては俺なのに………
『子供達だけで行くだと?!どういうことだ!』
『ママぁ……』
『悠太さん、未来達は、今、友達をいっぱい作る時なの。いっぱいお喋りをして、刺激を感じて、人との繋がりを覚える時なのよ。だから…』
『だから?!だから親は引っ込んでろと?刺激だ、繋がりだと?何かあったらどうするんだ!お前は未来が可愛くないのか?心配じゃないのか!!』
俺の怒りは治まらず、話を最後まで聞くことなく、部屋に篭った。
まるで、拗ねたガキだった。