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翻弄の果てに
第14章 悪夢
未来の不安げな声が聞こえる。といっても、内容までは聞こえないのだが。

未来の立場に寄り添い、背中をさすり、或いは抱き寄せて、祥子は子供の心を潰すことなく諭していた、と、後で知った。





『未来は寝たのか?』

『ええ。』

『祥子…』
『悠太さん。』

声が重なった。しかし祥子は間髪を入れず話し出した。

『あなたの危惧するそれと、私の心配は違うところにあるわ。今回は、あなたではなく、未来を優先させるわ。』

『おまえ……』

『ええ、心配よ。あなたの言う通り、子供達だけで行くのはね。明日、子供達の親御さん達と話し合って、責任者を募るわ。』

『なら、俺が…』
また重なった。

『なら、俺が、と言うわよね?やっぱり。でも、今回はあなたじゃダメね。他のお子さんもいるの。わかるわよね?』




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