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翻弄の果てに
第3章 決意
この、長い沈黙に俺は、何か話さなければ!と焦った。しかし、焦れば焦る程、頭の中が混乱した。
そんな中、沈黙を破ったのは姉さんだった。
『悠ちゃん。お姉ちゃんに聞きたいこと、いっぱいあるのよね?聞きにくいのでしょう?お姉ちゃんが、これから話すこと、聞きたくなければ耳を塞いでね。』
そう言うと、姉さんは静かに話しはじめた……
『お姉ちゃんが、あの人と知り合ったのは、もうずいぶん昔、小学生の頃だったわ……』
通学路にある、酒屋さんでアルバイトをしていた高校生がその男。
小学校を卒業する前日、男に声をかけられたという。姉が12歳、男は18歳の出来事だった。
そんな中、沈黙を破ったのは姉さんだった。
『悠ちゃん。お姉ちゃんに聞きたいこと、いっぱいあるのよね?聞きにくいのでしょう?お姉ちゃんが、これから話すこと、聞きたくなければ耳を塞いでね。』
そう言うと、姉さんは静かに話しはじめた……
『お姉ちゃんが、あの人と知り合ったのは、もうずいぶん昔、小学生の頃だったわ……』
通学路にある、酒屋さんでアルバイトをしていた高校生がその男。
小学校を卒業する前日、男に声をかけられたという。姉が12歳、男は18歳の出来事だった。