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翻弄の果てに
第14章 悪夢
祥子の傍らに座り、背中をさすりながら、後の事務処理は俺がやった。

『よろしくお願いします。』

担当警官に頭を下げ、祥子を抱き抱えるように、警察署を出た。







『ごめんなさい…ごめんなさい!悠太さん…ごめんなさい!私がいけないの、私がいけないのよ…』

泣き腫らした目、朦朧とする意識の中で、祥子は、そう言い続ける。

『祥子のせいじゃない、祥子は本当によくやってくれている。自分を責めなくていい。な、祥子、大丈夫だ。未来は元気に帰って来るさ。』


事故かも知れないし、誘拐かも知れない。しかし、単に家出なのかもしれない。
事故や誘拐なら、何らかの知らせが、早い時間で来るだろう。

家出なら、職質などで、これもすぐわかるはずだ。

思慮深く、頭のいい未来が、短絡的に男と駆け落ちは考え難い。ましてや、まだ16になったばかりだ。


俺を落ち着かせるために、俺の頭の中はフル稼働していた。



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