この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
翻弄の果てに
第16章 激怒 絶望 そして再び…
『でも…今回のあたしの行動はいいことではなかったって思う…心配かけてごめんなさい。』


悠太は未来の声を遠くに聞いていた。
自分の16歳を思い出していたのだ。

もう、遠い過去のような気もする。そしてついこの間のような気も……

あの頃、俺は衝撃的なものをこの目で見て、この耳で聞いた。環だ。

あいつにおもちゃにされ、壊されつづけた環……

俺は、あいつに受ける辱めが環は好きなんだと思ってしまった。ならば、俺はあいつより上を行く!と、SMなどというものに精魂こめて、環を奪い取ることばかり考えていた。


10代は真っ直ぐな気持ちと正義が突っ走る年代なのだろう。
たとえ、それが実は間違いであっても、なかなか気付くことは出来ない。気持ちの強さが、善悪の取り違えを生むのだと思う。

その後一度、俺は環を泣かせ、環は俺の手から離れた時期もあった。




/420ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ