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翻弄の果てに
第17章 激怒 絶望 そして再び…《祥子編》
真剣に一途に力を想う未来は、やはり悠太にそっくり…というより、同じだ。
世間じゃまだ子供の部類の未来だけど、この子はその部類とは同じに出来ない。
『そうでしょ?環さん。』
写真に語りかけても笑ってるだけの環だが、それでも祥子は続けた。
『たった二日のうちに、あの子、急に女らしくなった気がするの。男を知った体?みたいな。きっとあの子、一線を超えたのね……悠太さんには間違っても言えないわ…ねぇ環さん、私どうすべきなのかしら…お願い!私を助けて!』
翌日、悠太は無言のまま出勤していった。
未来は力とメールでもしているのか、ずっと携帯をいじっている。
『未来、力さんを送らないの?』
『うん。送らない。お別れするわけじゃないもの、必要ないわ。』
『そう…』
『買い物に行くけど、一緒に行かない?』
『留守番してるよ(笑)大丈夫よ、ママ。行ってらっしゃい。』
『じゃあ、行って来るわね……』
世間じゃまだ子供の部類の未来だけど、この子はその部類とは同じに出来ない。
『そうでしょ?環さん。』
写真に語りかけても笑ってるだけの環だが、それでも祥子は続けた。
『たった二日のうちに、あの子、急に女らしくなった気がするの。男を知った体?みたいな。きっとあの子、一線を超えたのね……悠太さんには間違っても言えないわ…ねぇ環さん、私どうすべきなのかしら…お願い!私を助けて!』
翌日、悠太は無言のまま出勤していった。
未来は力とメールでもしているのか、ずっと携帯をいじっている。
『未来、力さんを送らないの?』
『うん。送らない。お別れするわけじゃないもの、必要ないわ。』
『そう…』
『買い物に行くけど、一緒に行かない?』
『留守番してるよ(笑)大丈夫よ、ママ。行ってらっしゃい。』
『じゃあ、行って来るわね……』