この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
翻弄の果てに
第17章 激怒 絶望 そして再び…《祥子編》
初めて会ったのは、あの引率をした時でした。
最初は子供達の中の一人としか認識しませんでしたが、ふと、あれ?って思ったんです。
『えっ?』
未来ちゃんは、外でのコミュニケーションがぎこちなくて……
『パパがね、』を連発するんです。
まるで親御さんが未来ちゃんに張り付いているかのようで……
それで僕は聞いたんです。
『君は、外でお友達とは遊ばないの?』って。
彼女は、たまには遊ぶけど、男の子が居るところでは遊ばない。って。
びっくりしました。
こんな小さなうちから異性を意識することが信じられなくて。
あー、親御さんがそうしたんだな、って直感しました。そして、めんどくさいから…あっ、すいません!でも、そんな思いで、近づくのはやめようと思ったんです。
祥子の耳には、『未来はかたわ』だと言われてるように聞こえた。たぶん、祥子自身も頭の片隅にそんな思いが潜んでいたからかもしれない。
最初は子供達の中の一人としか認識しませんでしたが、ふと、あれ?って思ったんです。
『えっ?』
未来ちゃんは、外でのコミュニケーションがぎこちなくて……
『パパがね、』を連発するんです。
まるで親御さんが未来ちゃんに張り付いているかのようで……
それで僕は聞いたんです。
『君は、外でお友達とは遊ばないの?』って。
彼女は、たまには遊ぶけど、男の子が居るところでは遊ばない。って。
びっくりしました。
こんな小さなうちから異性を意識することが信じられなくて。
あー、親御さんがそうしたんだな、って直感しました。そして、めんどくさいから…あっ、すいません!でも、そんな思いで、近づくのはやめようと思ったんです。
祥子の耳には、『未来はかたわ』だと言われてるように聞こえた。たぶん、祥子自身も頭の片隅にそんな思いが潜んでいたからかもしれない。