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翻弄の果てに
第19章 荒波
『辛くなったら、これからすることを思い出して、未来、自分でするんだよ。そしたら俺を近くに感じられるから。きっとね…』
顔を手で触れる。
そっと、すーっと。
手の平の温度を覚え込ませる。
それから手の平を浮かせ、首筋は指先で滑らせる。
未来の顎が上がる。
『んーっ…んんっ…』
焦れったいのは承知の上だ。力も未来に口づけたいのを堪えているのだ。
その指は乳房と乳房の間に滑り下りる。下りた指先が乳房の丸みをなぞり、一周させて優しく手の平全体で包み込んだ。
力の温度が未来を癒していく……
『未来、俺の温もりを覚えて。ずっとそばに居るよ、安心して。』
こくりと未来が頷き、静かに深く息をした。
顔を手で触れる。
そっと、すーっと。
手の平の温度を覚え込ませる。
それから手の平を浮かせ、首筋は指先で滑らせる。
未来の顎が上がる。
『んーっ…んんっ…』
焦れったいのは承知の上だ。力も未来に口づけたいのを堪えているのだ。
その指は乳房と乳房の間に滑り下りる。下りた指先が乳房の丸みをなぞり、一周させて優しく手の平全体で包み込んだ。
力の温度が未来を癒していく……
『未来、俺の温もりを覚えて。ずっとそばに居るよ、安心して。』
こくりと未来が頷き、静かに深く息をした。