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翻弄の果てに
第20章 甦り
未来の腹は決まった。
そう、未来にとって、今の力も以前の力も同じなのだ。
力は、過去を失った身でありながら未来を愛するはず、と未来には強い確信めいたものを感じていた。
両親を説得しようなどは考えない。自分の進む道は既に決まっている。
翌日、未来は力の所に向かっていた。
トントン…
『はい?』
『こんにちは(笑)また来ちゃった。』
『やあ、いらっしゃい。よかった、今日は気分がいいんだ。ゆっくり話せるね?』
『まあ!ほんと?嬉しいわ!』