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第3章 決意

日が暮れるまで、とにかく一心不乱に働いた。

遠くで車の音がして、よく見ると、また、大屋さん。
今度は軽トラックでやって来た。

『田舎の人間はみんな気のいい奴らでね、俺もその一人さ（笑）』

寝具、電気の傘、冷蔵庫、食器棚、掃除機、洗濯機、洗濯洗剤、食器洗剤などなど、揃えきれなかったり、忘れてた物など、運び込んでくれた。

他の物件に置いていってた物を運んだだけだから、気にするな。って。

ただ、寝具だけは、大屋さんの奥さんのプレゼントで新品だったのには恐縮した。


大屋さんは、もう一度来ると言って戻って行った。


しばらくして………

『また、大屋さんかしら？』

姉さんが呟いた。