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翻弄の果てに
第21章 混じり合う喜びと悲しみ
んーっ、んーっ、
はぁ…はぁ…
んーっ! んーっ!
はっ、はっ、はっ、はっ
ホギャー、ホギャー……
『ご主人(笑)入ってください。産まれましたよ、かわいい男の子ですよ(笑)』
車椅子を押してくれるナースは、びっくりするほどかわいいですよ!と、我が子のように話してくれた。
『未来…』
『見て!力さん、あゆむよ。』
『あゆむ…未来、ありがとう。あゆむ、はじめまして、パパだよ(泣)』
思えば、力の涙を初めて見た日だった。
『はい、パパさん。』
助産婦さんが、車椅子の力にあゆむを抱かせてくれた。
『ちっちゃい…壊れそうだ…』
『赤ちゃんは、小さいながらも逞しい生命力を持っているんですよ。さあ、お二人で力を合わせて慈しみ育ててくださいね。』
『はい。』
『はい。』
病室に戻った未来に力が言った。
『未来、入籍しよう。』
はぁ…はぁ…
んーっ! んーっ!
はっ、はっ、はっ、はっ
ホギャー、ホギャー……
『ご主人(笑)入ってください。産まれましたよ、かわいい男の子ですよ(笑)』
車椅子を押してくれるナースは、びっくりするほどかわいいですよ!と、我が子のように話してくれた。
『未来…』
『見て!力さん、あゆむよ。』
『あゆむ…未来、ありがとう。あゆむ、はじめまして、パパだよ(泣)』
思えば、力の涙を初めて見た日だった。
『はい、パパさん。』
助産婦さんが、車椅子の力にあゆむを抱かせてくれた。
『ちっちゃい…壊れそうだ…』
『赤ちゃんは、小さいながらも逞しい生命力を持っているんですよ。さあ、お二人で力を合わせて慈しみ育ててくださいね。』
『はい。』
『はい。』
病室に戻った未来に力が言った。
『未来、入籍しよう。』