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翻弄の果てに
第22章 翻弄の果てに
寝間が出来上がり、二人は食後にもう一本の燗酒を嗜んだ。


『祥子、おいで。』

悠太のあぐらの隣に寄り添う。

あ…んんっ…

悠太の右手が祥子の浴衣の衿を割り、乳房をまさぐり、唇は祥子の唇を塞ぐ。

熟女世代に入った祥子からなまめかしい色気が漂う。

揉みしだかれる乳房の甘ったるい疼きと、割り入った舌が粘膜をまさぐる激しい口づけに、祥子の躯から力が抜けていく…


衿を落とし、肩が露わになる。妖艶な祥子に悠太の指が思わず乳首を捻り潰した。


ん!ああっ… んんっ!

のけ反る祥子の膝が浴衣の下から現れた。

悠太の浴衣を握りしめ、躯の奥から沸き上がる痺れる疼きに堪える。

硬く目を閉じ、苦悶に充ちた表情を見せる。
わずかに腰がひくつき、上り詰める快感に喘いでいた。


『あなた……縛って…』


耳を疑った悠太だったが、悠太自身も縛りたいと脳裏をかすめた。


『がんじがらめに。』

祥子の耳元に囁いた……




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