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翻弄の果てに
第22章 翻弄の果てに
目を虚ろに佇む祥子が、一瞬、環と重なった。

俺は、視姦した。といっても、するつもりでしたのではない。この身が固まったとでもいうか……


言葉無くただ見られているというのは、どんな気持ちなのだろう。

祥子の躯がフルフルと小刻みに震える。やるせない表情は、被虐を悦んでいるように見えた。


『祥子。』

俺は祥子のまぶたにそっとキスをした。
微笑みかけ、頬からずらした衿の縁に指を滑らせる。いびつに盛り上がった乳房に差し掛かる。


『んっ!』

浴衣の下の乳首を弾いた。
もちろん祥子はのけ反るが、抵抗は出来ない。

弾いた乳首を、今度は執拗に爪でカリカリと刺激する。1分や2分ではない。
そう…5分はしただろう。

猿轡のタオルが濡れている。
正座した尻や腰がモジモジと、トイレを我慢してるかのように揺れる。

目は見開き、何度も絶頂した。

乱暴に浴衣をずらす。

裸の祥子が現れた。




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