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翻弄の果てに
第3章 決意
姉さんは、まだ落ち着かないらしい。俺も同じだ。不安が無いとは言えない。
それでも、俺達は始めたんだ。もう戻れない…いや、戻らない!
『姉さん、時が経てば落ち着くさ。俺、手紙出してやるから、姉さん手紙書けよ。』
『そうね…お父さんもお母さんも心配してるだろうし、あの人が両親に何かしやしないかと不安だし……』
姉さんは、あいつ宛てと親父、おふくろ宛ての2通を俺に託した。
『じゃあ、会社に行くわ。手紙は向こうで出す。仲間に頼んで、あいつ宛てと家宛て、別々に出してもらうよ。』
俺は、地元に近づくに連れ、緊張した。今、奴に見つかるわけにはいかないのだ。
その日、俺は、仲間の家に泊まり、会社に車を返した。
『足、必要だろ。俺ら、お前ん家の帰りに、車手配したから。中古だけど、車から足がついても困るだろ?我慢しろよ。』
それでも、俺達は始めたんだ。もう戻れない…いや、戻らない!
『姉さん、時が経てば落ち着くさ。俺、手紙出してやるから、姉さん手紙書けよ。』
『そうね…お父さんもお母さんも心配してるだろうし、あの人が両親に何かしやしないかと不安だし……』
姉さんは、あいつ宛てと親父、おふくろ宛ての2通を俺に託した。
『じゃあ、会社に行くわ。手紙は向こうで出す。仲間に頼んで、あいつ宛てと家宛て、別々に出してもらうよ。』
俺は、地元に近づくに連れ、緊張した。今、奴に見つかるわけにはいかないのだ。
その日、俺は、仲間の家に泊まり、会社に車を返した。
『足、必要だろ。俺ら、お前ん家の帰りに、車手配したから。中古だけど、車から足がついても困るだろ?我慢しろよ。』