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翻弄の果てに
第4章 穏やかな日々
集会所がにわかに騒がしくなってきた。

『何かあるんですか?』

俺は、そこで忙しそうに動いている初老の男性に声をかけた。


『ああ、若いの!ちょいとこれ持って!』

『あ、はい…』

『寄り合いがあるのさ。その後は宴会だ(笑)』

『はあ…そうなんすか。』

『おぅ、若いの、お前さんも来たらいい。スーパーの兄さんだろ?』

『あ、はいっ!悠太です。』

『みんなに挨拶も兼ねて、姉さんとな。あ、ワシは、田中権三、田中の爺さんだ、ワッハッハ』

『はい!で、いつ?』

『明日、夜6時だよ。』

『わかりました!必ず来ます!』


家に帰ると、早速、姉さんにその話をした。



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