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甘やかな縄
第1章 知ってしまった
 携帯を取り上げた、その時、美由紀の腕に香織がしがみついてきた。
 あっ、と思ったが声に出さず、そのまま携帯をおいた。


「香織ちゃんオメメ覚めたのね。じゃあ、顔と手をキレイキレイにしましょうね。」


「ハァイ、ママもキレイキレイしてぇ。」


「ママも一緒にキレイキレイするわね。じゃあパジャマと着替えを用意してね。」


「ハァイ用意しますぅ。」


 香織は、返事をすると自分専用のタンスから着替えを出しにいった。
 夫のいない日は、娘と早めにお風呂に入るのが決まりになっていた。
 娘とお風呂の後、夕食をゆっくりすませ九時過ぎには香織を寝かせた。
 十時前にやっと一人の時間を迎えられるのだった。
 美由紀は躊躇いがちに間六郎に返事を書いた。


「こんばんは、ロクさん。
お待たせしました。
いつでもはじめられます。」


 少し変かなと思ったがそのまま送信した。



(起きててくれるかな?返事しなかったからだめかなぁ。やだ、なにを期待してんの。)


 すぐに返信があった。


「夢さん、こんばんは。
じゃあ、ゆっくり進めて行きましょうか。

夢さんの部屋に鏡がありますか?
大きいやつがあれば良いんだけど。」


 鏡?
 なんのことだろうと思ったが、


「鏡あります。

どうするんですか?
ドキドキします。」


 と返信していた。
 すぐに、


「鏡の前に行って着ている物を全部脱ぎなさい。」


(うそっ、全部って恥ずかしい。でも、、)


 美由紀は、着ている物を全て脱ぎ捨て生まれたままの姿を鏡の前にさらした。


(やっ、恥ずかしい。なんか見られてる気がする。)


「全て脱ぎました。
恥ずかしいです。」


 送信しながら美由紀は自分の身体が火照り(ほてり)身体中をザワザワと何かがはい回っているのを感じた。


 間六郎は思わずヤッタと叫んでいた。


「そのまま、鏡の前で足を開いて座りなさいな。
奥まで見えるようにね。
恥ずかしい部分を良く見るんだよ、夢さん。」


 返信を見た瞬間、美由紀は、


(うそっいやっ、でも、恥ずかしいのに、、)


「はい、足を開いて鏡の前に座りました。
すごく恥ずかしい。」


 美由紀は、次を期待している自分を感じていた。


「夢さん、鏡を見ながらゆっくりオナニーをしなさい。私に見られているつもりでね。」
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