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甘やかな縄
第1章 知ってしまった
(オナニー、うそでしょ。でも、どうしよう。)


 理性はやめるように、しかし身体はすでに反応しはじめていた。
 あられもない自分の裸体を見ながら、鏡から目が放せなくなっていた。


(オッパイなら、いいかな?)


 右手が軽く右の乳房に触れた。


「あぅ、うそっ、、んっ、」


 身体に快感が走った。
 右手が乳房の先端を転がし、弾いた。


(やっ、だめ、、やっやめられ、なぃ、、)


 美由紀の理性とは、反対に身体は快感を求め、動いた。
 左手が下がり、秘部を軽く撫でた。


「あぁ、んん、、なん、で、」


 右手の指先が硬く尖った花芯に触れ、弾いた。


「ひっ、ぃっ、ぃい、、だ、め、、」


 鏡に映る、淫らな自分に美由紀は囚われ乱れた。
 ふと、携帯を見て、


(あっ、、報告、、しなくちゃ、、)


 六郎は、夢からの返信を待っていたが、


(少し遅いな。呆れ返ってやめたかな?それとも夢中になりすぎて返事だす余裕がないか。もうちょいまつか。)


 そんな時、携帯のメール着信が光った。


「あ、、いい、、、ここ、んなの、、初めて、、もう、」


 中途半端な、途切れ途切れのメールだった。


「あらら、はじめちゃったんだ。もう濡れて、あふれてるんだろう。確かめなよ、夢。」


 美由紀は呼び捨てにされたのも、全て気にする余裕はなかった。
 左手の人差し指と中指の二本はすでに、熱い蜜のあふれる中で、動いていた。


「ひっ、ど、どうして、、わかるのううぅ、、グチュグチュよぅ、、」


 六郎は思わず、ニヤリとしたが、


「あらら、もう、指、入れてるんだ。
淫らしい(いやらしい)娘だね、夢。
本当の自分を見るんだ。」


「ひっいっ、、やぁっ、、淫、らしいぃ、、でも、、やめ、、れ、、なぃ、、」


 指示通りに鏡を見つめ、あられもない自身を何度も刔り、頂点に昇り詰めた。
 何度めかの頂点のあと、美由紀は返信をした。


「ご、ごめん、なさいぃ、、もう、、逝っちゃい、、ましたぁ、、。」


 六郎は、ホンマかよ、と思いながら、


「逝ったんだ。
でも、まだ、いじってるだろ、夢。

スケベな牝犬だな。

クリトリスをつまんで捩りなよ。」


 美由紀は、左手で自らを刔り(えぐり)、右手でクリトリスをつまみねじった。


「いぃ、、くぅ、ぅぅ、、」
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