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甘やかな縄
第2章 蛹化(ようか)
 右手をもう一度軽くクリトリスに触れさせた。


「んっ、なっ、ろ、ロクさん、、」


「どうしたね、夢。旦那にも、してもらってたろ。それとも、旦那じゃ感じないのかな?じゃあ、こうすると、どうなるのかな?」


 右手の指先が股布の横から侵入させ、硬く尖ったクリトリスに指先で軽く転がし、中指を熱くあふれる蜜の壷の中に入れた。
 美由紀は唇を噛み、必死で声を出すまいとしたが、あふれる喘ぎは彼女を裏切りこぼれた。


「あっ、やっあ、、いっ、いぃ、、」


(だめ、声が出ちゃう。あの人(夫)の時と違う。な、なんで?)


「ふふ、濡らしてるね、夢。淫らしい娘や。どうしようかねぇ。鏡を見てみな、夢。自分がどんな女か見なよ。」


「いっやぁ、、いっ、いわ、ん、、とい、てぇ、、」


 目を開け、美由紀は、鏡から目が放せなかった。
 淫らに、男の愛撫を受け喘ぐ自分から目が放せなかった。


(な、なんで、淫らしい、、見たくない、のに、見て、いたい、、)


 美由紀は唇を噛み、なんとか自分を保とうとしたが、無駄だった。


「ひっ、ぁあ、変、、やっあっ、、」


「あらら、余計に濡れてきたなぁ。あふれてるし、もうちょっとしたら、染みになるよ、夢。」


 六郎は美由紀の耳元で嬲るように囁いた。


(よう感じてるなぁ。この娘は露出が好きなんかも知れんなぁ。)


「夢、えぇもんあげるわ。淫らしいお前にはピッタリやと思うわ。」


(えっ、な、なに?これ、以上、や、、)


 美由紀は、なにをされるかわからない恐怖心と、次はなにがあるのかという興味で半ば恐れ、半ば期待してゾクゾクしている自分に、気が変になりそうに感じた。
 クリトリスに微妙な振動を感じ、それが快感に変わった。


「あっ、ふっ、な、何、変、、でも、、ぃぃい、、」


「ふっ、良いんだ。ピンクローターさ。いやなら、はずそうか夢。スケベなお前にはピッタリのおもちゃだろう、夢。」


(へえ、あかん娘はここでいやがるんだけど、この娘は本物やな。ちょっと試してやるか。)


(変よ、こ、こんなの、普通じゃない、、けど、これ、好きぃ、、)


「あ、、、ぃ、、い、、やっ、、んん、、ひっ、、いぃ、、」


 股布から指を抜き、ローターがピンポイントで当たるように調整し直した。


「ふふ、いいんや。夢、自分で持ちなよ。」
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