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甘やかな縄
第2章 蛹化(ようか)
 一瞬、美由紀の喘ぎが止まった。


「えっ、う、うそっ、そ、そんな、いやっ、、」


 少し強い口調で否定したが、


「ふうん、ホンマにいやなんかなぁ。身体に聞いてあげるわ。素直に、ならんとこまるんは、お前やで、夢。」


 六郎はローターの目盛りを一番強くし、美由紀の右手をローターに触らせた。
 美由紀の身体がビクンっとなり、必死で唇を噛み快感に耐えようとした。


(あれ?あれだけ、いやっていいながらローターから手が離れてへんなぁ。ひょっとして?)


「夢、いやや言いながら、ローター握ったままやん。ほら、白いパンティの真ん中に染みが出来てるで、牝犬。」


「やっあ、い、いゎん、とい、てぇ、、んん、、」


(だめ、ぃい、感じる、声が、、)


 美由紀はローターが作り出す快感のバイブレーションと、理性とが戦い、しかし、理性とは反対に身体が求め反応をはじめているのを止められなかった。
 そして、美由紀はローターに触れた手が、ローターの位置がズレないように抑え調整し始めているのをやめられなかった。


「あらら、夢、悪い女やなぁ。ローターがずれんように手で抑えてるやん。いややっていいながらローター抑えてずれんようにしてるやん。淫らしい子や。」


「やっ、、ち、がぅ、ん、んん、ぁう、、」


(だめ、手が、ぃい、やめられ、、なぃ、ぃぃぃ、、)


「ふうん、我慢してるんや、夢。素直になれば、いいのになぁ。いらんのやったら、素直になれるようにしてあげるわ。」


 六郎は一度、強く美由紀の手の上からローターを押し付けスイッチを切った。


「えっ、うそっ、な、なんで、?」


(止まったの、なんで、うそ、もっと、あっ、なにを、私は、、、)


 美由紀の中に戸惑いと、物足りなさと、安堵がが広がった。


「素直やないなぁ。ローターが欲しいくせに、困った牝犬や。」


 ローターをスカートから出し、代わりに縄を取り出した。


(縛ったらどうするかな、楽しみやな。躾のしがいのある娘や。)


「えっ、縄?縛るんですか?」

(ここで、縛るの?本気なの?)


「うん、縛るんや、夢をね。もっと素直になるようにな。もっと淫らしいに虐めてあげるわ。」


 そう言うと、六郎は縄を美由紀に這わせはじめた。


「こうやってな、夢が素直になるように躾てあげるわ。ふふっ。」
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