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甘やかな縄
第1章 知ってしまった
 間六郎のメッセージに、あらっと思い、


(そうね、ロクさんにメッセージしてる時点で、Mってことかな。変ね、なんか抵抗ないなぁ。どうしてかな?)


「あらっ、そうなりますね。でも、わからないんです。自分がMかどうか?
だから、知りたいんです。」


 自分でもビックリするような、メッセージを書いていた。

 間六郎は、メッセージを見て驚いていた。


(この娘は、本気なのかな?試してみるか、駄目元だしな。)


 六郎には、それまでも何人かメールだけの女性がきたが、すべて途中でダメになっていた。
 だから「夢」からのメッセージにも半分以上、あかんやろなぁ、と思いながら、


「一つ聞いても、良いですか?大事なことなんで、セックスでイッタことがありますか?
ごめんなさいね、いきなりで、でも、ほんとに大事なことなんで、ね。」


(まっ、これで返事がこなけりゃ、仕方ないわな。無理かなぁ。)


 多分こないだろうなぁ、と思いながら、送信した。

 美由紀は、メッセージを見て驚いたが、


「はい、セックスで逝ったこと、ありません。だから、一人Hをその後します。」


(あっ、なに書いてるの、私。恥ずかしいわぁ。でも、いいわ。ホントのことだし。)


 少し迷ったが、そのまま送信した。
 すぐに返事があった。


「夢さん、ビックリしました。
セックスした後、一人Hですか?
ということは、オナニーでは逝くんですね。
じゃあ、不感症じゃないですね。
ていうことは、そのうちセックスでも逝けるようになります。」


 美由紀に衝撃が走った。


(えっ?不感症じゃないって!セックスでも、逝けるようになるって!うそ、でも、そうなりたい。)


「逝けるようになるって、あの、調教を続ければってことですか?
でも、セックスでも逝けるようになりたいです。
無理でしょうか?」


(普通に逝けるようになるの?でも、なりたい!あっ、でも、はしたないかな。でも、、。)

 祈るような気持ちで送信した。

 六郎は、「夢」のメッセージを見て驚いていた。


(うそだろ、話がうますぎるなぁ。でもなんか、必死さがあるな。どうしよう、やってみるか。)


「えぇ、調教を続ければね。
メールで、軽く体験してみますか?
でも、いいんかなぁ。はじめたら夢さんは奴隷になるんですよ。」


 と送信した。
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