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short story
第10章 遥斗の長い長い一日 /haruto
それからまた皿を洗っていると着信が。
画面を見るとそれはなんとゴリラーマンだった。
これは出ない訳にいかない・・・
「もしもしっ!」
ハキハキと電話に出る俺にゴリラーマンは変わらぬテンションだ。
「俺だが」
「ハイッ!」
「お前に今日は報告があって電話した」
「・・・何でしょう?」
「来月そっちに帰ることにした」
帰郷?それだけでわざわざ?
するとゴリラーマンは信じられない事を口にした。
「そっちに帰って・・・そっちで花屋を開こうと思う」
「えっ!?」
「実家に入ることになるからお前も顔を出すように」
「・・・・・・・・・・・・」
「話はそれだけだ」
そう言って要件のみで電話は切れた。
ゴリラーマンが帰って来るって・・・
聞き間違いじゃないかと耳を疑うが間違いじゃない。
「マジか・・・」
今日は最悪だ。
本当に最低最悪だ。
「遥斗ー!ついでにお風呂洗ってってよ!」
「・・・・・・・・・・・・」
お構いなしの人使いも今はやけに堪える・・・
泣きたい・・・無性に何だか今、凄く。
結局また姉貴の言いなりで風呂を洗い、逃げるようにいちかと実家を出た。
「疲れたな・・・ママ帰って来てるかな」
ママチャリを漕いでアパートに戻ると階段の手前でデカイ塊に遭遇した。
「遥斗く~ん」
「こ、こんばんは」
「いっちゃんと二人でどうしたの?みなみに出てかれた?アタシがママになろうか?」
オカマは俺に会うと無駄に距離を詰めてくる。
「いや、・・・みなみももう帰って来るんじゃないかな・・・ハハッ!」
「いっちゃんのお世話から遥斗くんのお世話から・・・遥斗くんのお世話まで何でもしちゃう、いたせりつくせりしちゃう」
今、俺が二人居たけど何の俺!?
怖くて背を向けれず後ろ足で階段を上った。
そして家の前まで来ると小窓から電気が溢れている。
みなみが居る!!!!
画面を見るとそれはなんとゴリラーマンだった。
これは出ない訳にいかない・・・
「もしもしっ!」
ハキハキと電話に出る俺にゴリラーマンは変わらぬテンションだ。
「俺だが」
「ハイッ!」
「お前に今日は報告があって電話した」
「・・・何でしょう?」
「来月そっちに帰ることにした」
帰郷?それだけでわざわざ?
するとゴリラーマンは信じられない事を口にした。
「そっちに帰って・・・そっちで花屋を開こうと思う」
「えっ!?」
「実家に入ることになるからお前も顔を出すように」
「・・・・・・・・・・・・」
「話はそれだけだ」
そう言って要件のみで電話は切れた。
ゴリラーマンが帰って来るって・・・
聞き間違いじゃないかと耳を疑うが間違いじゃない。
「マジか・・・」
今日は最悪だ。
本当に最低最悪だ。
「遥斗ー!ついでにお風呂洗ってってよ!」
「・・・・・・・・・・・・」
お構いなしの人使いも今はやけに堪える・・・
泣きたい・・・無性に何だか今、凄く。
結局また姉貴の言いなりで風呂を洗い、逃げるようにいちかと実家を出た。
「疲れたな・・・ママ帰って来てるかな」
ママチャリを漕いでアパートに戻ると階段の手前でデカイ塊に遭遇した。
「遥斗く~ん」
「こ、こんばんは」
「いっちゃんと二人でどうしたの?みなみに出てかれた?アタシがママになろうか?」
オカマは俺に会うと無駄に距離を詰めてくる。
「いや、・・・みなみももう帰って来るんじゃないかな・・・ハハッ!」
「いっちゃんのお世話から遥斗くんのお世話から・・・遥斗くんのお世話まで何でもしちゃう、いたせりつくせりしちゃう」
今、俺が二人居たけど何の俺!?
怖くて背を向けれず後ろ足で階段を上った。
そして家の前まで来ると小窓から電気が溢れている。
みなみが居る!!!!