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short story
第11章 遥斗先輩とみなみちゃん 前編/ haruto
「いいんですか?」


「全然、何食いたい?」


「・・・良く友達と行くカフェのランチが好きなんです」


「じゃあ決まり、案内して」


みなみちゃんの頭をポンと叩いて促した。
あんな出来事が潤滑剤になったのか、前回以上にみなみちゃんとの会話は弾み俺たちの距離は縮んだと思う。



「先輩部活は引退したんですか?」


「一応・・・でも今でもたまに参加してる」


「私のクラスにも先輩ファンの子居るんですよ」


「へー・・・」


「そうだ、リフティング?今度やり方教えてください」


「いいけど・・・やりたいの?みなみちゃんが?」


「あれできたらカッコいいですよね」


みなみちゃんの表情は話しながらコロコロ変わってそのどれもが可愛いかった。
・・・するとその時、みなみちゃんのスマホがLINEの着信を知らせた。


そしてメッセージを確認したみなみちゃんの表情が曇る。



「どうしたの?」


「えっ・・・何でもないです」


パッとスマホをしまって気を取り直すけど、それからもLINEの着信は尽きない。
挙句の果てには電話が鳴り出して・・・



「うるさいですよね・・・ごめんなさい」


「・・・彼氏?」


「いえ・・・」


バイブに設定し直してスマホをバッグにしまうみなみちゃん。



「兄なんです」


「お兄さん?」


「何ていうか・・・過保護で」


確かにみなみちゃんみたいな妹が居たら過保護になってもおかしくない。
それからみなみちゃんはポツリポツリとお兄さんの話をし始めた。
そのエピソードのどれもがあり得ないことばかりでそれを聞いた俺は・・・



「マジか・・・」


ドン引きだ。


「はい、凄いんです・・・特に男女関係が厳しくて」


「男女関係・・・」


「か、身体を許すのは一生を捧げてもいい相手じゃないとダメだとか男は狼なんだとか・・・お兄ちゃんがそんなだから私彼氏も居たことないのに」


真っ赤なほっぺを両手で隠すみなみちゃんは可愛すぎだ。


「まぁ・・・俺が言うのも何だけどお兄さんの話は一理あると思う」


「確かに先輩に言われるとは・・・」






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