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short story
第12章 遥斗先輩とみなみちゃん 中編 / haruto
「忘れんなよ」

「・・・うん?」

「何で疑問形?」

「だって・・・」


照れるみなみちゃんにまたキスをした。
抱きしめた時、キスした時のぎこちなさに保護欲が刺激される。
信じられないくらいみなみちゃんを好きになっていて・・・だからこそ早く安心したい。


みなみちゃんは俺のものだけど正確にはまだ俺のものじゃない。
そこが身体の一線なんだと思う。
早くみなみちゃんと一つになれれば・・・
そうすればこんな気持ちにならずに済むんじゃないだろうか・・・




翌日の最後の授業は自習で、眠かったから保健室で寝ているとガラリとドアが開いて誰かが入って来た。


「あれ、先生いねーの?」


野太い声・・・男か。
それは男の二人組。怪我をしたらしく二人でカチャカチャ手当てをしている。


また目を瞑って寝ようとすると一人の方が喋り始めた。


「なぁ・・・あの噂本当かな」


「噂?」


「一ノ瀬と遥斗さん付き合ってるって」


遥斗さん・・・と俺を呼ぶのはサッカー部の後輩だ。
誰だろうと耳を澄ますがどうやら一年生らしく、一年のことは余り良く分からないから特定するのは早くも諦める。


「だって遥斗さん年下ダメなんだろ?噂じゃね?」


「つーかなら何で一ノ瀬なんだって話じゃね?そこがリアルな気がしてさ」


それからガサガサ、ゴミでも丸めるような音がした。


「付き合ってたとしても遥斗さんならすぐ飽きるだろ」


「・・・やっぱもう食われたのかな」


「あのおっぱい好きにできるとか羨ましいよなー・・・俺も揉みてぇ!!」


一年坊主・・・みなみのおっぱいがどうこうなんて破廉恥な奴らだ。
既に殴りたい衝動に駆られながら、それでも二人の話を聞いている。


「・・・俺さ、一ノ瀬の事好きなんだけど」


「はあっ!?何そのカミングアウト・・・言う相手間違ってね?」


「いや・・・遥斗さんと付き合ってるって聞いてマジショックってか・・・遥斗さんかよみたいな」


「確かに遥斗さんと付き合うってビッチなイメージだわ」


「夜とかさ、今頃ヤられてんのかなって思うと胸が痛いんだよな」


「いいよなー、いい男は誰とでもヤれて」




それから二人は保健室を出て行った。



「・・・飽きねーし、みなみはビッチじゃねーし」


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