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short story
第12章 遥斗先輩とみなみちゃん 中編 / haruto
「全然・・・みなみちゃんは全然違うから」
「みなみちゃん・・・ね」
「ホント天使みたいに可愛いんだよ」
じっとみなみちゃんを見ていると、一緒に水やりをしていた男に呼ばれたのかみなみちゃんが振り返る。
その隙を突いて男はあろうことかみなみちゃんに水を掛けた。
「!!!!」
みなみちゃん!!
思わず窓ガラスにへばりつく。
みなみちゃんは水を拭いながら仕返しに相手の男に水を掛ける。
二人は水の掛け合いになり・・・
「ちょっと行ってくる」
「何処に?」
「みなみちゃんとこ」
「何しに!?」
「嫌がってるだろ」
「ふざけてんじゃん」
「・・・それはそれで大問題なんだよ。害虫は駆除しないと」
呆れる史織を置いて急いで階段を降りみなみちゃんのところに行くと、二人はまだ水の掛け合いをしていた。
「みなみ!」
声を掛けるとみなみちゃんが驚いた顔で俺を見る。
「先輩!」
「何やってんだよ・・・びしょ濡れじゃねーか」
髪の水滴を払って男を睨むと男は簡単にビビっている。
「ガキみたいなことしてんなよ・・・風邪ひくだろ」
「今日は暑いから平気だよ」
「秋だろ!風邪引いたら困るだろ」
みなみちゃんの手を引いて男にホースを押し付けた。
「片付け!お前から掛けたんだからお前片付けろよな」
ポカンとする二人を引き離し、みなみちゃんを連れてその場を去る。
それから保健室にみなみちゃんを置いて教室に戻り、タオルとジャージを持ってみなみちゃんのところに急いだ。
「みなみちゃん」
扉を開けるとみなみちゃんは回転椅子に座っていた。
「先輩」
「ホラ、髪拭いて」
目の前にしゃがみ頭をタオルでガシガシ拭くとみなみちゃんが窺うように俺を見てる。
「制服も濡れてるからこれ着て」
「着替えるほど濡れてない」
「風邪引いたら困るだろ、・・・ホラ!」
ジャージを渡すとみなみちゃんが渋々ベッドに消える。
カーテン越しにはみなみちゃんの気配があって、薄らと服を脱ぐ気配が浮かんでいた。
「みなみちゃん・・・ね」
「ホント天使みたいに可愛いんだよ」
じっとみなみちゃんを見ていると、一緒に水やりをしていた男に呼ばれたのかみなみちゃんが振り返る。
その隙を突いて男はあろうことかみなみちゃんに水を掛けた。
「!!!!」
みなみちゃん!!
思わず窓ガラスにへばりつく。
みなみちゃんは水を拭いながら仕返しに相手の男に水を掛ける。
二人は水の掛け合いになり・・・
「ちょっと行ってくる」
「何処に?」
「みなみちゃんとこ」
「何しに!?」
「嫌がってるだろ」
「ふざけてんじゃん」
「・・・それはそれで大問題なんだよ。害虫は駆除しないと」
呆れる史織を置いて急いで階段を降りみなみちゃんのところに行くと、二人はまだ水の掛け合いをしていた。
「みなみ!」
声を掛けるとみなみちゃんが驚いた顔で俺を見る。
「先輩!」
「何やってんだよ・・・びしょ濡れじゃねーか」
髪の水滴を払って男を睨むと男は簡単にビビっている。
「ガキみたいなことしてんなよ・・・風邪ひくだろ」
「今日は暑いから平気だよ」
「秋だろ!風邪引いたら困るだろ」
みなみちゃんの手を引いて男にホースを押し付けた。
「片付け!お前から掛けたんだからお前片付けろよな」
ポカンとする二人を引き離し、みなみちゃんを連れてその場を去る。
それから保健室にみなみちゃんを置いて教室に戻り、タオルとジャージを持ってみなみちゃんのところに急いだ。
「みなみちゃん」
扉を開けるとみなみちゃんは回転椅子に座っていた。
「先輩」
「ホラ、髪拭いて」
目の前にしゃがみ頭をタオルでガシガシ拭くとみなみちゃんが窺うように俺を見てる。
「制服も濡れてるからこれ着て」
「着替えるほど濡れてない」
「風邪引いたら困るだろ、・・・ホラ!」
ジャージを渡すとみなみちゃんが渋々ベッドに消える。
カーテン越しにはみなみちゃんの気配があって、薄らと服を脱ぐ気配が浮かんでいた。