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short story
第12章 遥斗先輩とみなみちゃん 中編 / haruto
「・・・やっぱデカイな」
だから切っ掛け欲しさにさり気なくジャージをつまんで引っ張ってみたりして。
「でもなんか慣れてきちゃった」
「そう?」
「うん、先輩の匂いがするから安心するし」
そう言ってみなみちゃんはまた袖を上げる。
・・・俺を「安心する」と言ってくれる子なんてみなみちゃんだけだ。
それが妙にくすぐったくて照れ隠しの勢いで、剥き出しになった腕を掴む。
「細せー」
「細くないよ」
「俺と比べれば全然・・・ほら」
一回り違う太さの腕を出してみなみちゃんに見せた。
同じ人間なのに男と女はどうしてこうも違うのだろう。
「本当だ・・・すごく硬い」
遠慮がちに腕に触ってみなみちゃんは驚いた。
「・・・みなみも筋トレしたら先輩みたいな腕になるかな」
「どうかな・・・でもならなくていいよ」
柔らかなタッチはサワサワと腕から二の腕に上がっていく。
あまりのソフトさに感じてしまいそうだ。
「もしなったらずっと先輩と居るみたいで寂しい時とかいいじゃないですか」
「寂しい時なんてあるの?」
「うん・・・結構ありますよ・・・夜とか先輩に会いたくなるんです」
腕の筋肉を触られながら言われた言葉に早くもハートが締め付けられる。
「俺に?」
「うん・・・ずっと一緒に居たい・・・本当はね」
可愛く甘えられてキスの流れに唇をついばむ。
ヤバい・・・可愛すぎて本当に離したくない。
可愛いキスがいつの間にか大人のものに変わっていく。
甘い吐息が愛らしい唇から零れ、ジャージの上から背中や腕を無意識に撫でていた。
「みなみ・・・」
無言の誘いに応えるようにみなみちゃんが俺のジャケットを握る。
そのまま抱き上げてベッドに寝かせた。
「もう“ダメ”はナシだからな。火をつけたのみなみだから」
首筋に顔を埋め唇を這わせる。
「んっ・・・あっ・・・」
「可愛い・・・好きだよみなみ」
緊張で硬くなった手を握りシーツに縫い付けるとみなみちゃんもギュッと握り返す。
空いた方の手でジャージの上から胸を撫で回す。
その度にビクンビクンとみなみちゃんは震えて俺にしがみついた。
だから切っ掛け欲しさにさり気なくジャージをつまんで引っ張ってみたりして。
「でもなんか慣れてきちゃった」
「そう?」
「うん、先輩の匂いがするから安心するし」
そう言ってみなみちゃんはまた袖を上げる。
・・・俺を「安心する」と言ってくれる子なんてみなみちゃんだけだ。
それが妙にくすぐったくて照れ隠しの勢いで、剥き出しになった腕を掴む。
「細せー」
「細くないよ」
「俺と比べれば全然・・・ほら」
一回り違う太さの腕を出してみなみちゃんに見せた。
同じ人間なのに男と女はどうしてこうも違うのだろう。
「本当だ・・・すごく硬い」
遠慮がちに腕に触ってみなみちゃんは驚いた。
「・・・みなみも筋トレしたら先輩みたいな腕になるかな」
「どうかな・・・でもならなくていいよ」
柔らかなタッチはサワサワと腕から二の腕に上がっていく。
あまりのソフトさに感じてしまいそうだ。
「もしなったらずっと先輩と居るみたいで寂しい時とかいいじゃないですか」
「寂しい時なんてあるの?」
「うん・・・結構ありますよ・・・夜とか先輩に会いたくなるんです」
腕の筋肉を触られながら言われた言葉に早くもハートが締め付けられる。
「俺に?」
「うん・・・ずっと一緒に居たい・・・本当はね」
可愛く甘えられてキスの流れに唇をついばむ。
ヤバい・・・可愛すぎて本当に離したくない。
可愛いキスがいつの間にか大人のものに変わっていく。
甘い吐息が愛らしい唇から零れ、ジャージの上から背中や腕を無意識に撫でていた。
「みなみ・・・」
無言の誘いに応えるようにみなみちゃんが俺のジャケットを握る。
そのまま抱き上げてベッドに寝かせた。
「もう“ダメ”はナシだからな。火をつけたのみなみだから」
首筋に顔を埋め唇を這わせる。
「んっ・・・あっ・・・」
「可愛い・・・好きだよみなみ」
緊張で硬くなった手を握りシーツに縫い付けるとみなみちゃんもギュッと握り返す。
空いた方の手でジャージの上から胸を撫で回す。
その度にビクンビクンとみなみちゃんは震えて俺にしがみついた。