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short story
第12章 遥斗先輩とみなみちゃん 中編 / haruto
「残念だけどこの子俺の彼女だから返して」
大輔から引き離し、みなみちゃんを抱き寄せた。
「今月の彼女?」
「違う!もうずっと彼女・・・な?」
目が合った瞬間みなみちゃんは赤くなった。
その一方で青くなるのが大輔だ。
「な?って・・・誰だよキャラ違うだろ」
「あ、みなみちゃんコイツは大輔。危険だからあんま近づくなよ」
一応紹介すると大輔は頭を振る。
「遥斗に危険と言われる日が来るとはな。・・・でもよろしくね、みなみちゃん。遥斗が浮気した時は俺が相談に乗るからね!」
「しないから」
それから仕方なく大輔も交え三人で過ごして、時間だからといつも通りみなみちゃんは帰って行った。
「・・・どこでどうなってあの子と付き合うことになったんだよ」
「まぁ・・・色々」
みなみちゃんが帰った途端に大輔がにじり寄る。
「色々って?」
「色々は色々なんだよ」
「何だよいつもみたいに教えろよ!」
みなみちゃんとの事はあまり人に話したくなかった。
俺たちの事を人に話すと俺たちだけのものじゃなくなる気がして・・・
なかなか話さない俺に対し大輔は不満そうだ。
「で?あの子とは身体の相性良さそうなの?」
「・・・すぐそういうこと聞くなよ」
「お前が言うなよ!でも遥斗が見初めるくらいなんだから実はあの子・・・」
「違うから!」
保健室で聞いた後輩の会話が思い出され必要以上に荒い声になってしまう。
みなみちゃんがそんな目で見られるのは耐えられない。
「みなみちゃんはマジでそういう子じゃねーよ・・・」
「でもヤッてんだろ?」
「ヤッてない。お前さっきみなみが清らかだとか何だとか言ってただろ!?分かるだろ?処女厨なんだから」
・・・そう、大輔はある意味俺より質が悪い。
未経験の女の子の初めてを貰うのが大好きな男だ。
「まぁ・・・でも“何も知りません”って顔しながらガンガン腰振る子もいるからなー・・・それにあの子みたいなタイプの子は清純に見られたら喜ぶだろ?ご挨拶みたいなもんだよ」
「・・・一回死んでこいよ」
俺もこんな人間だったんだろうかと我ながら情けなくなった。
大輔から引き離し、みなみちゃんを抱き寄せた。
「今月の彼女?」
「違う!もうずっと彼女・・・な?」
目が合った瞬間みなみちゃんは赤くなった。
その一方で青くなるのが大輔だ。
「な?って・・・誰だよキャラ違うだろ」
「あ、みなみちゃんコイツは大輔。危険だからあんま近づくなよ」
一応紹介すると大輔は頭を振る。
「遥斗に危険と言われる日が来るとはな。・・・でもよろしくね、みなみちゃん。遥斗が浮気した時は俺が相談に乗るからね!」
「しないから」
それから仕方なく大輔も交え三人で過ごして、時間だからといつも通りみなみちゃんは帰って行った。
「・・・どこでどうなってあの子と付き合うことになったんだよ」
「まぁ・・・色々」
みなみちゃんが帰った途端に大輔がにじり寄る。
「色々って?」
「色々は色々なんだよ」
「何だよいつもみたいに教えろよ!」
みなみちゃんとの事はあまり人に話したくなかった。
俺たちの事を人に話すと俺たちだけのものじゃなくなる気がして・・・
なかなか話さない俺に対し大輔は不満そうだ。
「で?あの子とは身体の相性良さそうなの?」
「・・・すぐそういうこと聞くなよ」
「お前が言うなよ!でも遥斗が見初めるくらいなんだから実はあの子・・・」
「違うから!」
保健室で聞いた後輩の会話が思い出され必要以上に荒い声になってしまう。
みなみちゃんがそんな目で見られるのは耐えられない。
「みなみちゃんはマジでそういう子じゃねーよ・・・」
「でもヤッてんだろ?」
「ヤッてない。お前さっきみなみが清らかだとか何だとか言ってただろ!?分かるだろ?処女厨なんだから」
・・・そう、大輔はある意味俺より質が悪い。
未経験の女の子の初めてを貰うのが大好きな男だ。
「まぁ・・・でも“何も知りません”って顔しながらガンガン腰振る子もいるからなー・・・それにあの子みたいなタイプの子は清純に見られたら喜ぶだろ?ご挨拶みたいなもんだよ」
「・・・一回死んでこいよ」
俺もこんな人間だったんだろうかと我ながら情けなくなった。