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short story
第12章 遥斗先輩とみなみちゃん 中編 / haruto
「友だちとしては好きですけど・・・ないですね」
「は?」
「安心してもらって大丈夫です」
安心しろと言われて「はいそうですか」なんて安心する馬鹿がどこにいる!
でも男は余裕でそれが余計ムカついて仕方ない。
「こんな人気のないとこで二人して何が大丈夫なんだよ」
「それはね先輩・・・」
「良からぬこと考えてたんじゃねーの?」
「良からぬこと?・・・みなみにですか?」
「みなみ・・・?」
彼氏様の前で呼び捨てなんて上等じゃねーかコノヤロー!
血管が三本くらい切れる音を聞きながら拳を握るとみなみが慌てて俺に言った。
「先輩!駿くんはきーちゃんが好きだから相談に乗ってただけなんです!」
「ちょ!」
さっきとは一変、一年坊主が急に焦った。
「だから駿くんがみなみを好きとかみなみが浮気とかじゃないんです!みなみは駿くんみたいなひねくれ者は嫌です!」
「俺だってみなみみたいなボーっとしたのは論外だよ!」
「駿くんってホント生意気・・・幼稚園のお泊まり会でお母さん恋しさに泣いてたくせに」
「いつの話だよ!みなみだって夏休みウオータースライダーで魂抜けてた癖に!」
目の前の後輩たちはくだらないことでいがみ合う。
まるで子供なやり取りに、恋愛感情がないことを悟りホッとして平静を取り戻した。
「・・・じゃあもしかして恋愛相談?」
眉をしかめ尋ねると二人は頷いた。
・・・何でもこの一年坊主、みなみの親友に小学生の頃から惚れてたらしい。
最近その子のことが好きな奴が現れて焦りだしたんだとか。
「でもなまじっか幼なじみなんかやってるともし振られたら怖いってか・・・つーか聞いてます!?」
俺もベンチに座りみなみの肩を抱いていると一年坊主は急に怒り出した。
「イチャイチャするのは後でにしてください!猿ですか!!」
「あ?気にすんなよこれが俺たちの基本仕様なの。・・・な?」
「・・・・・・・・・」
恥ずかしそうなみなみが可愛くて抱擁すると一年坊主は頭を抱える。
「噂マジだ・・・バカップルだ・・・」
「まあ俺たちのことは気にしないで・・・続きは?俺も相談乗ってやるよ」
「マジっスか!」
それから一年坊主の恋愛相談を聞いていた。
「は?」
「安心してもらって大丈夫です」
安心しろと言われて「はいそうですか」なんて安心する馬鹿がどこにいる!
でも男は余裕でそれが余計ムカついて仕方ない。
「こんな人気のないとこで二人して何が大丈夫なんだよ」
「それはね先輩・・・」
「良からぬこと考えてたんじゃねーの?」
「良からぬこと?・・・みなみにですか?」
「みなみ・・・?」
彼氏様の前で呼び捨てなんて上等じゃねーかコノヤロー!
血管が三本くらい切れる音を聞きながら拳を握るとみなみが慌てて俺に言った。
「先輩!駿くんはきーちゃんが好きだから相談に乗ってただけなんです!」
「ちょ!」
さっきとは一変、一年坊主が急に焦った。
「だから駿くんがみなみを好きとかみなみが浮気とかじゃないんです!みなみは駿くんみたいなひねくれ者は嫌です!」
「俺だってみなみみたいなボーっとしたのは論外だよ!」
「駿くんってホント生意気・・・幼稚園のお泊まり会でお母さん恋しさに泣いてたくせに」
「いつの話だよ!みなみだって夏休みウオータースライダーで魂抜けてた癖に!」
目の前の後輩たちはくだらないことでいがみ合う。
まるで子供なやり取りに、恋愛感情がないことを悟りホッとして平静を取り戻した。
「・・・じゃあもしかして恋愛相談?」
眉をしかめ尋ねると二人は頷いた。
・・・何でもこの一年坊主、みなみの親友に小学生の頃から惚れてたらしい。
最近その子のことが好きな奴が現れて焦りだしたんだとか。
「でもなまじっか幼なじみなんかやってるともし振られたら怖いってか・・・つーか聞いてます!?」
俺もベンチに座りみなみの肩を抱いていると一年坊主は急に怒り出した。
「イチャイチャするのは後でにしてください!猿ですか!!」
「あ?気にすんなよこれが俺たちの基本仕様なの。・・・な?」
「・・・・・・・・・」
恥ずかしそうなみなみが可愛くて抱擁すると一年坊主は頭を抱える。
「噂マジだ・・・バカップルだ・・・」
「まあ俺たちのことは気にしないで・・・続きは?俺も相談乗ってやるよ」
「マジっスか!」
それから一年坊主の恋愛相談を聞いていた。