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第12章 遥斗先輩とみなみちゃん 中編 ／ haruto

俺の部屋に着くとみなみを抱えてまたベッドにダイブする。


「先輩！」


「だってすぐ帰る時間になっちゃうだろ？」


「うん･･･」


みなみとのキスは甘くて柔らかい。
そのまま溶けてしまうんじゃないかと思う。


持論にキスがいい相手とは身体の相性もいい･･･というのがあるが、みなみはドンピシャなんじゃないだろうか。


「ん･･･先輩」


「服脱ぐ？」


「ん･･･」


唇を離した時の顔が好きだ。
潤んだ目とか赤くなった頬にみなみの期待が見て取れるから。


一枚一枚服を脱がして俺の服も脱がさせる。
触れ合う肌は吸い付くようでたまらなく気持ちいい。


早くみなみの中に挿入りたい。
みなみを全部俺のものにしてしまいたい。


「まだ恥ずかしいの？」


「うん」


「･･･可愛い」


繋がりたくて仕方ないのは俺だけなんだろうか。
みなみはこんな表面だけの触れ合いで満足なんだろうか。


それでも毎日みなみに触れたい。
抱きしめてキスしたい。





「――――ｯ！！」


感覚が目覚めるように丁寧に中を探ると高められたみなみのソコは指をギューギュー締め付ける。


「イっちゃった？」


「･････････」


「処女なのに中でイくのなんてみなみくらいだろうな、イヤらしいみなみ」


「やっ･･･」


「･･･俺も気持ち良くしてくれる？」



コクンと頷いてみなみが下に潜りチュッと俺にキスをした。
根元から愛しそうに舌を這わせ、上り詰めて口に含む。



「･･･気持ちいい」


手を伸ばして頭を撫でるとみなみは更に深いストロークで俺を愛でた。


「先輩･･･大好き」


みなみは健気だ。
俺の為に･･･という想いがいつも伝わるから愛しくて仕方ない。
それでいながらその身体は官能も刺激して、滅茶苦茶にしたくなる。



「みなみ･･･俺マジで我慢できないかも」


「ん･･･何を？」


「みなみと最後までしたい」


みなみが顔を上げ俺を見る。



「･･･ダメ？」


両手を出してみなみを引き上げ抱きしめた。
痛いほど熱くなったそこがみなみの下腹部に触れている。


「ダメ･･･じゃないけど受験が終わったら」


「あと二ヶ月もあるし」


「･･･でもちゃんと合格しないとダメ」