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short story
第12章 遥斗先輩とみなみちゃん 中編 / haruto
みなみの手は後ろ手に組まれ、いつかのあの日と同様に指先がいじけてる。


「ごめん、怒った?」


「怒ってない・・・」


「妬いてる?」


「・・・・・・・・・」


素直な反応に笑ってしまったら怒られた。


「酷い!あんなにベタベタくっつかれたら普通に嫌だよ」


「ごめん、でも見てたなら割り込んでくれば良かったのに・・・“私の先輩とくっつかないでー”って」


「・・・そんなの痛いじゃん」


「そうか?俺なら割り込むけどな“みなみとくっつくな”って。みなみ触られるより全然マシ」


「・・・・・・・・・」


みなみは何か言いたげに黙ったまま俺の胸に顔を埋める。
そして・・・


「早く先輩んち行きたい」


「・・・・・・・・・」


「約束・・・しよ?」


約束・・・それはみなみの全てを貰うあの約束。
みなみから催促されるなんて・・・
感動と興奮で震えそうだった。


「今日はみなみが嫌だって言っても貰うし」


「ん・・・」


肩を抱いて歩き出すと思い出したようにみなみが止まる。


「そうだ先輩、みなみも先輩と写真撮りたい」


「写真・・・いいけど?」


「お互い高校生で撮れるのは今日が最後だもんね」


スクールバッグからカメラを出してみなみが腕を伸ばした。
どう考えても俺の方が腕が長いから、みなみからカメラを奪って俺が構える。


「・・・みなみの機嫌が直った」


「もう!すぐそういう事・・・」


「ホラ、撮る!」



撮影ボタンを押すとデジカメ特有の音がしてフラッシュが光った。



「このタイミング!?」


「もう一枚」


次はみなみも顔を作り数枚、そして最後は悪戯心が湧いてくる。



「じゃあ最後な、ハイ、チーズ・・・っ」


みなみの唇にキスをして撮影ボタンを押した。


「先輩・・・!」


「・・・記念だから。記念ついでに高校生最後のキスさせて」


顔を赤らめたみなみはしょうがないという顔をして目を瞑る。
角度を付けて近づいて唇に触れた。
二度目まではついばむように、三度目からは唇を舐め侵入する。



「んっ・・・」



舌を絡め取ると甘い声がみなみから零れた。
初めこそなすがままのみなみだったけど、次第に積極的に俺の舌を吸ってくる。











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