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short story
第12章 遥斗先輩とみなみちゃん 中編 / haruto
そんなみなみがエロくて可愛いくて、このまま止まらなくなると思いみなみから離れた。


「続きはウチに帰ってから」


「・・・うん」


照れた顔も上気した頬も、全てがたまらない。
この半年そうしたように今日も手を繋いでウチまで帰る。


「そう言えばきーちゃんたち付き合い始めたんだよ」


「マジか!随分時間がかかったな」


「でも嬉しいな」


みなみは本当に嬉しそうに言った。
俺の彼女はいい子だなと俺も嬉しかった。


家に帰るとお袋は留守で何となくホッとする。
いつもの通り部屋に入ると後ろからみなみを抱きしめた。


「先輩」


「みなみ」


鼻先で髪を分け潜り、うなじや首筋にキスしているとみなみから甘い声が零れる。



「んっ・・・待って」


「待てない」


「待って・・・」


愛撫を止め、みなみが向き合うと俺を見上げる。


「先輩、卒業おめでとうございます」


「・・・ありがとう」


そしてまた首筋を狙う俺を再度止めた。


「先輩、第二ボタンください」


「後でいいだろ」


「ダメ・・・今」


何度狙っても止められて、仕方なく第二ボタンを引きちぎる。


「女子って何でこんなのが欲しいんだろうな」


「心臓に一番近いボタンだかららしいですよ?」


「ふーん・・・」


「それに第二ボタンって彼女の特権って感じ・・・」


愛しそうに手のひらのボタンを見つめるみなみにキュンとした。
俺ってスゲーみなみに愛されてるかもしれないなんて・・・思い上がりだろうか。


「他の人に欲しいって言われなかった?」


「言われた。けど断ったよ」


「・・・・・・・・・」


「アイツも色んなヤツに貰い歩いてたからコレクションの一つみたいなもんなんだろうけど」


「アイツ?」


「マネージャー、花火大会ん時居ただろ?」


「あー・・・」


「ま、深い意味はないんだろうけど・・・みなみ?」


突然みなみが抱きついてギューッとしがみつく。


「でも嫌・・・」


「だから断ったって」


「先輩はもうみなみだけの先輩ですよ?」


束縛が嬉しいと思ったのは初めてかもしれない。
みなみは必死だけど俺はほっこりと胸が暖かくなった。


「みなみだけの俺だよ」


大丈夫だと抱きしめ返してもみなみは腕を緩めない。







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